賃貸物件を探していると、「フリーレント」という言葉を見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
そこでフリーレントとはどのような物件なのか、なぜ賃貸物件の家賃が無料になるのかとともに確認していきましょう。
フリーレントの賃貸物件とはどんな仕組み?
フリーレントの賃貸物件とは、「一定期間の家賃が無料で入居できる物件」を意味します。
1か月から2か月分の家賃を無料にしているケースが多く、入居時の初期費用を抑えられるメリットがあります。
賃貸契約では通常、当月(日割り)分と翌月分の家賃を前納しなければなりません。
そのため契約のタイミングによっては、前住居との二重家賃が発生します。
しかしフリーレントの賃貸物件なら、重複している期間を無料で借りられる可能性が高いでしょう。
なぜフリーレントの賃貸物件がある?
なぜフリーレントの賃貸物件があるのかというと、主に空き部屋対策としておこなわれています。
家賃を下げる方法もありますが、同じ物件を借りている他の入居者に対して不公平となってしまいます。
また一度下げた家賃を戻すのは難しいので、家賃は変えたくないと考えるオーナーは少なくありません。
そこで当初の家賃のみを無料にし、値下げすることなく入居希望者に物件の魅力をアピールしています。
フリーレントの注意点
フリーレントの賃貸物件の多くは、短期解約違約金を設定しています。
もし無料期間を過ぎてすぐに退去されてしまうと、オーナーは家賃収入を得られません。
そこで最低の入居期間をもうけ、それよりも短い期間で退去する場合には、違約金を支払わなければならないケースがあります。
フリーレントの賃貸物件にかかる初期費用
フリーレントの賃貸物件では、一定期間の家賃のみが無料になります。
そのためオーナーに支払う敷金礼金や、不動産会社に支払う仲介手数料などの初期費用は、ほかの物件と同様に発生します。
それぞれの価格相場は、以下のとおりです。
●敷金:家賃の1か月〜2か月分で、退去時に原状回復費を差し引いて返還される
●礼金:家賃の1か月〜2か月分で、返還されない
●仲介手数料:家賃の1か月+消費税が上限
また、毎月の家賃と一緒に支払う管理費(共益費)もフリーレントの対象外です。
したがってフリーレントの賃貸物件にかかる初期費用は、家賃の3か月〜4か月分を見込んでおきましょう。
まとめ
フリーレントとはどのような賃貸物件なのか、仕組みや無料になる理由について解説しました。
なぜ初期費用が安くなるのかを知れば、物件を比較するときの参考になるでしょう。
少しでも引っ越しにかかる費用を抑えたいなら、それぞれの内容にも注目してみてください。
私たちピタットハウス針中野店は、東住吉・針中野・駒川中野の賃貸物件を多数取り扱っております。
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